キャンプツーリング用焚き火台が欲しい
前回のキャンプツーリングで焚き火の楽しさを知ってしまったので、焚き火台が欲しくなってしまいました。
どんな焚き火台がいいかを考えてみると
・軽量
・薪がそのまま入る
・グリル部分があること
この3点は外せない感じ。あとお求めやすい値段。
色々調べてみると、
ユニフレーム/ファイヤグリル
モノラル/ファイヤスタンド
パーゴワークス/ニンジャ ファイヤスタンド
DOD/秘密のグリルさん
STC/ピコグリル
このあたりがサイズ的には良い感じ。ただ、グリル部分がなかったり、耐久性やら値段やらでどうにも一長一短な感じ。そんな中でもピコグリルは条件的に頭一つ抜けてる気がします。しかしながら値段もさることながら人気が高すぎて入荷待ちというのもなかなか敷居が高い。悩ましい。
自作という選択肢。
そうして色々検索しているとサジェストで「ピコグリル自作」なんてキーワードが。確かに作れそうなカタチはしてますよねー。
色々と自作を紹介するサイトがでてきましたが、特に参考にしてみたのがコチラ
これなら自分でも作れそう! ロウ付けだけ敷居が高そうだけど、まあなんとかなるでしょ。荷重も大してかからないだろうし。
焚き火台を実際に使ったことがないので、いまいち不安ですがざっくり作って気に入ったら本家を買うのもありだし。
というわけでさくさく作ってみます。
制作工程
必要工具
・金切りばさみ
・パイプカッター
・バイス
・6mmくらいのステンレスパイプ(曲げ用)
・ステンレス用ドリル刃
・やすり
必要なのはこれくらいかな。金切りばさみは普通のだと反り返ってしまうので、ミマツのメタスパにしました。ステンレスは推奨されてないみたいだけど、スパスパ切れる。すごい。 丸棒を切るにはパイプカッターより金ノコのが良いかもだけど、手元にパイプカターがあったので。意外となんとかなったよ!
板を切ったあとは縁がめちゃんこ鋭利になるので、やすりは必須。ステンレス用の板やすりと布やすりでわりと滑らかになります。穴あけ用にステンレス対応のドリル刃にしたけど、普通の金属用でもいけたかも。
材料
・0.3mmステンレス板(225mm×300mm)×2枚
・4mmステンレス丸棒(約1m)×2本
・3mmステンレス丸棒(約1m)×1本
・ポイントビス用スペーサー(40mm)×4本
んで材料はこんな感じ。実際には寸法失敗してやり直したので、4mm丸棒はあと2本買いましたが。
参考サイトでは、接続部分に外径5mm/t0.5mmのステンレスパイプを使っていましたが、amazonでもどこでも一本売りをしてないんですよねー。160mm欲しいだけなので、4mも買うとかはさすがにちょっともったいないので、さんざん悩んでポイントビス用スペーサーにしました。分厚くて重いけど仕方ない。
なお、その後散々探して上記のステンレスパイプを見つけましたが、自分の寸法が甘すぎてクリアランスがギリギリだったので、結局使わなかった…。ちゃんと寸法に精度を出せるなら5mmパイプのが美しく作れそう!
というわけで制作ですが、最終的にしまい寸法をA4に収めたいので、A4サイズの適当に絵をかいてステンレス板をさくさくカット。
あ、ベロ部分は直角にハサミを入れるとリスクがあるので先にドリルで穴をあけておくと良さげ。おしゃれにしようと思って台形っぽくしたけど、完成した後で見てみると角を丸くする程度のカットがベストだと思います。
んで、バイスに丸棒挟んでパイプを通して適当に曲げ。
どうしても曲げ具合が均一でないからこの時点で寸法がめためたになるんですよねー。なんか安定した方法ないのかな。
んで、火床と合わせてみたら、台形にしたせいで全然あわない。もう一度きり直すのはいやだったので、足部分を200m×200mmになるように縮小して作り直し。
参考サイトでは、棒にかける部分は切り欠きにしてましたが、切り欠きを作るより穴をあけたほうが作業が簡単なので、ドリルで穴開け。
なお、穴あけにする組み立ては面倒になりますが、ピコグリル760も穴で止めてるので上位装備ということで。一番敷居の高いロウ付け部分ですが、友人が溶接してくれるというのそれに甘えました。
完成しましたー
というわけで完成。本家ピコグリルとは割とかけ離れてしまってますが、手作りなので仕方ない。予定よりも幅がちょっと小さくなったので薪がそのまま入るか怪しい。実際にキャンプに行くときは小さいノコギリをもっていこう…。作ってみると本家ピコグリルの偉大さを感じますね。
とはいえ、とりあえず荷重テストも大丈夫そうだったので、あとは地面に敷く耐火布を購入したら、実践できそう。春にはデビューできるかなー。